ブログ
BLOG
2021.07.09NEWS
【絞り( F 値)が変われば写真が変わる!】
《対象者》
・一眼レフ、ミラーレス一眼を使用している方
・カメラ初心者の方
《内容》
① 絞り(F値)とは?
② 写真での比較
③ まとめ
① 絞り(F値)とは?
絞りとは被写界深度と呼ばれるピントが合って見える範囲を調整するものです。
絞りを開ける(F値を小さくする)とピントの合う範囲が狭まり、一眼レフ、ミラーレスならではのボケの表現が可能となります(光を取り込む量が多くなります)。
絞りを絞る(F値を大きくする)とでピントの合う範囲が広がり、全体的にピントの合った写真を撮影できます(光を取り込む量が少なくなります)。
② 写真での比較
今回撮影する際に使用したレンズは、CANON EF 50mm F1.8 STMというレンズになります。
F値が1.8と非常にボケるレンズながらも価格が比較的安いため、通称「撒き餌レンズ」とも呼ばれています。
因みに、設定可能な最小の絞り(F値)はレンズによって異なります。これを「開放絞り値(開放F値)」と呼びます。
CANON EF 50mm F1.8 STMというレンズの場合、開放絞り値はF1.8となります。
CANON EF 50mm F1.8 STM
では、実際に写真を見ながら写りがどのように変化するかを確認していきましょう。
ピントは手前のレンズに合わせています。
F1.8〜F2.8で撮影した写真は背景のボケ具合が非常に大きく、被写体を強調させることが可能となります。
F4〜F5.6で撮影した写真は先ほどよりボケ具合が小さいですが、その分ボケ具合とのバランスが取れたシャープな写真と言えます。
F8〜F11で撮影した写真はピントの合う範囲がこれまでより広がっていることが確認できます。一般的にF8〜F11で撮影すると1番綺麗に撮れるF値と言われています。
F16〜F22で撮影した写真はほとんどボケは無くなりましたね。このF値で撮影する際は光を取り込む量が少なくなるので、三脚を使用して撮影するとブレを抑えることができます。
③ まとめ
今回は絞り(F値)による写りの変化を見ていきました。
撮影する被写体や撮影者の意図によって使用する絞り(F値)は大きく異なることがご理解いただけたでしょうか。是非、撮影して実際に体感していただければと思います。
参考になりますと幸いです。